移動(MOVE)
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【機能】
アイテムを移動する
【コマンド概要】
- 対象アイテムの指示方法には[領域指定]、”アクト指示”、”クラス指示”、”グループ指示”、”アイテム指示”があります。
【オプションメニュー】
- 移動には以下のオプションメニューがあります。
- [片端認識浮動◆]⇒[両端認識対象◆]⇒[片端認識対象◆]
- 領域指示での線分の認識方法を選択します。
- [ 移 動 ]⇔[ 複 写 ]アイテムを移動させるか、複写させるかを変更します。
- [ 自動判定 ◆]⇒[ アイテム ◆]⇒[ 領域指定 ◆]
- アイテム指示または領域指定でアイテムを移動します。
- [片端認識浮動]の場合、指示領域内に両方の端点が入ってるアイテムは移動の対象となります。片方の端点のみしか入っていないアイテムは、端点のみが移動の対象になります。(ストレッチ)
- [両端認識対象]の場合、指示領域内に両方の端点が入ってるアイテムのみ移動の対象となります。
- [片端認識対象]の場合、指示領域内に両方あるいは片方の端点が入っていれば移動の対象となります。
- [アイテム]指示の場合はそのアイテム、[領域指示]の場合は指示領域内のアイテムが移動対象になります。
- 自動判定はアイテムを指示した場合は[アイテム]指示で移動し、仮想点指示した場合は[領域指示]でアイテムを移動します。
【オプションメニューの説明】

【オペレーション例】
1. 移動量を指定して、アイテムを任意方向に移動します。
- 移動量が未定義の場合、または[移動量変更]を指示した場合に移動量の入力を行います。
- 移動量は2仮想点指示で、2点間のベクトルが移動量になります。
- 移動量 GP GP# <1> <2>
- 移動(アイテムまたは領域)GP/ID# <3>
- 移動(領域)GP# <4> C/C

2. 移動量を指定して、アイテムを水平移動します。
- 移動量が未定義の場合、または[移動量変更]を指示した場合に水平移動量の入力を行います。
- 移動量は2仮想点指示または数値入力で、2仮想点指示の場合は2点間の水平ベクトルが移動量になり、数値入力の場合は入力値が水平移動量になります。
- 移動量 GP/ID GP/ID# <1> <2>
- 移動(アイテムまたは領域)GP/ID# <3>
- 移動(領域)GP# <4> C/C

3. 移動量を指定して、アイテムを垂直移動します。
- 移動量が未定義の場合、または[移動量変更]を指示した場合に垂直移動量の入力を行います。
- 移動量は2仮想点指示または数値入力で、2仮想点指示の場合は2点間の垂直ベクトルが移動量になり、数値入力の場合は入力値が垂直移動量になります。
- 移動量 GP/ID GP/ID# <1> <2>
- 移動(アイテムまたは領域)GP/ID# <3>
- 移動(領域)GP# <4> C/C

4. 基準軸(基準面)を指定して、アイテムを反転移動します。
- 基準軸または基準面が未定義の場合、または[基準軸変更]を指示した場合に基準軸または基準面の入力をおこないます。
- アイテム指示または2仮想点、3仮想点入力で基準軸または基準面を決定します。アイテム指示の場合はそのアイテムが基準軸になり、2仮想点入力の場合はその入力点が基準軸になり、3仮想点入力の場合はその入力点が基準面になります。
- 反転軸または反転面 GP/ID# <1>
- 移動(アイテムまたは領域)GP/ID# <2>
- 移動(領域)GP# <3> C/C

5. 中心点(中心軸)と角度を指定して、アイテムを回転移動します。
- 回転の中心点または中心軸または角度が未定義の場合、または[中心・角度変更]を指示した場合に中心点または中心軸と角度の入力を行います。
- 中心点指示と数値入力、または中心点と始終点入力の場合、中心点と角度になり、中心軸を示す2点と数値入力の場合、中心軸と角度になります。
- 回転の中心点または中心軸、角度[ GP GP GP ]# <1> 30 C/R
- 移動(アイテムまたは領域)GP/ID# <2>
- 移動(領域)GP# <3> C/C

6. 原点とスケールを指定して、アイテムを拡大・縮小します。
- 原点またはスケールが未定義の場合、または[原点・倍率変更]を指示した場合に原点とスケールの入力を行います。
- 原点指示と数値入力でスケールの入力を行います。
- 原点GP# <1>
- スケール * 0.7 C/R
- 移動(アイテムまたは領域)GP/ID# <2>
- 移動(領域)GP# <3> C/C
